セ・リーグとパ・リーグはアウェーチームが頑張る

我が国で最も人気のあるスポーツはプロ野球です。セ・リーグとパ・リーグに分かれリーグ戦を行い、夫々のリーグの勝者に依って日本一が決められます。

各球団ともホームグラウンドを持って居りホームゲームとアウェーゲームを戦いその勝率で成績が確定されます。昔はプロ野球のファンの数も今ほど多くなくホームチームの試合の場合圧倒的にホームチームのファンが多くそれだけ有利な状態でありました。

最近は交通網が整備され更に球団のファンクラブも組織化され、アウェーゲームに拘わらず多くのサポーターが球場に来るようになりました。更にセ・リーグの複数の人気球団では地元の都市のみならず所謂アウェーの都市近くにサポーターの支部の様な物が設立され、入場券の手配等までお手伝いするようになってきました。

従ってサポーターの人数ではホームもビジターも大差なくなってきました。勿論プロ野球のドラフトシステムの主旨である各チームの戦力均一化が浸透している事も事実ですが、ファンの力強い応援なしではチームは勝利する事が出来ません。その結果ビジターチームの勝率が上がり始め、野球の解説者がよく口にする地元有利の言葉を聞く頻度が少なって来ました。この傾向が続けばプロ野球の人気は続きます。